行け!剣の世界で冒険者ソード・ワールド2.0のシステムを使った同人のアドベンチャーゲーム、基本的にはギャルゲーと同じ様に読み進めて行くだけだが、途中でちゃんとTRPGのルールに従った判定をする事でイベントや戦闘の結果が変わってくるというのは今までにない試みで、他のTRPGシステム(特にナイトウィザード)でも出して欲しいなと思えるほど面白いものだった。キャラも結構良い感じのがそろっていて、2人のヒロイン、コンジャラーのルナとルーンフォークのディは魅力的だったし、主人公達のパーティー以外にも冒険者の店に集う人々は面白いキャラが多かった。シナリオも魔動機文明の遺跡探索で俺の好きなロボ系の敵もいっぱい出て来たので大満足である。しかしシナリオ中一番面白かったのは初期制作でシューター3/エンハンサー1にして無理矢理クレインクィンクロスボウ持っているディがクリティカルを出してかなり強敵だったボガードを一撃で葬り去った事だろう。こういう風に結果が変わるのもそうだし、キャラ紹介やシナリオ中の会話なんかもキャラ発言なのかプレイヤー発言なのか微妙なのが有ったりして、いかにもTRPGをやってるって感じで、リプレイを読んでいる感覚でもあった。